成均館大学

 住所:ソウル市鐘路区明倫洞3街53

 

現地アクセス
 地下鉄4号線「恵化(ヘファ)駅」4番出口より徒歩10分
 成均館(ソンギュングァン)大学は朝鮮時代最高の国立高等教育機関であった成均館の伝統を継承した大学として1398年に設立されました。朝鮮時代の知識人を数多く輩出した教育機関として知られており、1895年には近代化の流れに沿って3年生の「経学科」が設立され、儒学を中心に歴史、地理、数学などの科目が加わった教育課程でした。その後成均館は1910年からの日本統治時代、儒学の継承と発展を促すものだと大幅にその体制の変質を強いられました。
このようにして成均館大学は一時その命脈が途絶えるかの危機にさらされたものの、1945年8月15日、日本支配から独立すると同時に1946年再び誕生。単科大学から1953年には総合大学に昇格しました。文廟など昔の建物も残されている他、600周年記念館の地下には朝鮮時代の文化財を展示・保存した博物館もあります。

 < 成均館大学インフォメーション >
お問い合わせ : 観光案内電話 +82−2−1330 (日本語可)

校門開門時間 : 05:00 − 24:00
休み : 無し
< 成均館大学博物館インフォメーション >
位置 : 成均館大学600周年記念館 地下1階
観覧料 : 無料
開館時間 : 10:00 − 17:00
休館日 : 土・日・祝祭日
お問い合わせ : 観光案内電話 +82−2−1330 (日本語可)
< 文廟 >
文廟は儒教の聖人である孔子を始め儒学の賢人たちを祀った祀堂。成均館大学にある祀堂は、1398年に建てられ、幾度の補修工事を経て現在に至ります。儒学を建国理念として打ち出した朝鮮時代には中央の国立儒学教育機関である成均館と地方の国立儒学教育機関であった郷校(ヒャンギョ)には必ず文廟が建てられていました。成均館では現在毎年3月と9月に儒教の聖賢を霊を慰める祭祀である「釈尊大祭」が行われています。

<成均館の主な建物と天然記念物>
大成殿(デソンジョン):儒学の成人である孔子を賢人を祀った祀堂。一般には公開されていません。
明倫堂:儒学を教える教室で会ったところ。一般開放され、見学することができます。
東斎と西斎:学生たちが起居した建物。東棟と西棟があり、見学することができます。
銀杏の木: 明倫堂の前に立っている2本の樹齢600年を越える銀杏の木は天然記念物第9号に指定されている銘木です。

<明倫堂インフォメーション>
位置 : 成均館大学正門より入って右
開放時間 : 明倫堂 : 09:00 − 18:00
休業日 : 無し