東大門(トンデムン)

 住所:ソウル市鐘路区鍾路6街

 

現地アクセス
 −地下鉄2号線「東大門運動場駅」1番出口から徒歩15分。
−地下鉄4号線「東大門運動場駅」4番出口から徒歩5分。
東大門は宝物第1号であり、本来の名は「興仁之門(フンインジムン)」。ソウル城郭の東側の門です。1396年に創建され、1453年に改修されました。現在の門楼は1869年に再建されたものです。「興仁之門」と呼ぶようになったのは世祖(在位1455-1468)のときからだといわれています。
東大門の最大の特徴は、門の外を「甕城」が取り巻いているという点。「甕城」は門を囲んでいる半円形の城壁のことを言います。低地なので外敵の攻撃を受けやすいため、このような城壁で防御していました。今は甕城の石がさまざまな色を帯びていますが、これは補修工事をする際に変化したものです。
石を積んだ中央には虹霓門を据え、その上に正面5つ、側面2つの重層門楼を建て、屋根は隅ジン閣(ウジンガク)です。軒上には厄除けの意味で動物の像があります。東大門は細部の技法が脆弱で、装飾重視になっており、朝鮮後期の典型的な様式をよく現しています。